カナダの学校登録

キンダー 子育て Jan 24, 2019

日本は住民票があるので、4月から小学生になる子供がいる家庭には、自動的に学校案内の手紙が届くそうですが、カナダにはそんなものはありません(笑)。自分でチェックして手続きは親がきちんと行わなくてはなりません。

 

ちなみにですが、カナダではほとんどの州が9月から学校が始まり、翌年の6月に一学年が終了します。そして学校生活第一歩となるkindergarten に入れるのは、その年に5歳になる子が対象となります。つまり今年2019年9月からKinderへ通う子供は、2014年の1月1日から12月31日までに生まれた子供という事になります。日本だと小学校1年生がスタートする時には、クラス全員が6歳になっていますが、カナダの学校では4歳児と5歳児が混ざっています。(なお、オンタリオ州の場合は、Junior Kindergarten というのがあり、5歳ではなく4歳になる年から始まります。)

 

 

さてこの学校登録の手続き、州どころか市によって全く違います。市ごとに教育委員会 (school district ) があり、それぞれが違う日程を組んでいるからです。だから気をつけないと、隣の市に住む友達の情報をアテにしていたら、実際自分の子供の学校は全然違った!という事になり得る訳です。

 

少し調べてみましたが、BC州バンクーバー近郊でもやっぱり全然違いました!

 

まずはバンクーバー市。オンラインで申込書を記入する形となっており、登録も11月から1月までと少し早くて期間も長め。

 

 

お隣のリッチモンド市も同じような感じでしたが、バーナビー市は全く違い2月。少し離れて、ラングレー市は1月21から4月1日まで(下がラングレーの教育委員会のサイトです)。

 

 

コキットラム市が登録期間が一番短く、2月4日から6日までの3日間しかありません。正直、ウェブサイトによって分かりやすい市もあれば、非常に分かりにくい市もあります。ホント、せめて州によって統一して欲しい!!

 

必要書類は大体似ており、基本的には

  • 子供のbirth certificate
  • 親のPRやパスポート
  • 現住所が確認できる公的書類(請求書など)
  • 予防接種のヒストリー
  • registration form(学校へ行くともらえます)

 

 これらを持って、catchment (校区)の学校へ行って登録を済ませます。

 

 

その他、学校登録に関して知っておきたい事をいくつかご紹介しておきます。

 

1 catchment

校区はcatchment (キャッチメント)と呼ばれます。ネットで elementary cathcment で必ず自分の校区を調べてから登録をしに行きましょうね。

 

2 cross catchment

いわゆる日本でいう越境通学の事。例えば学校の送迎をメインで行う祖父母の近くの学校に通わせたいとか、隣の学校の方が学力が高いらしい、とかまぁそれぞれ理由はあります。これは日本ほど厳しくなく、まずは学区内に住んでいる子供を優先させ、最終的に人数に空きがあれば入れてもらえます。

 

3 elementary school ranking

意外(?)にも、学校ランキングがあったりします(どの州にもあるのかしら)。統一学力テストの結果やESLの割合なんかも表示されていて、BC州の場合、全部の小学校がズラーっと出てきます。興味のある方はキャッチメントの学校を調べてみてもいいでしょう。ただこれも賛否両論があって、気にする人としない人がいます。やはり一番良いのは、実際にキャッチメントの学校に通っている人の声を聞いたり、学校を実際に見る事だと思います。

 

4 French Immersion Program(または他の言語)

ご存知の通り、カナダの公用語は英語とフランス語。親がフランス語を話す家庭の場合、完全なるフレンチの学校へ入れるという選択肢がありますが、French Immersion はあくまで両親がフランス語が母国語でない家庭で、子供にフランス語を学ばせたいケース。授業は基本的にフランス語で行われます。French が多いですが、Mandarin などの言語もあるので興味がある方は、色々と調べてみてもいいかもしれません。さすが多国籍の国カナダ!ちなみに私の友達を見ると、旦那さんが英語を母国語とするカナディアン、そして奥さんが日本人というカップルの子供達は、結構このプログラムを取っている印象を受けます。

 

5 Montessori Program

日本でも人気のモンテッソーリの教育方針を取り入れたプログラム。モンテッソーリのプリスクールはカナダでも人気なので、このコースもなかなか人気で競争率が高いと聞いた事があります。

 

 

これらのコースは通常の英語クラスとは違い、全ての学校でプログラムが行われている訳ではありません。よって校区は別に設定されており、説明会も個別に開かれます。興味のある方は事前に情報を調べ、きちんと説明会に参加して申し込みをする必要があります。なお人数制限が設けられている事がほとんどで、希望者が枠を超えた場合は抽選になったりと、残念ながら希望しても落選してしまうケースもあります。 

 

 

一旦子供が学校へ通い出すと、段々コミュニティーが形成されていき、なかなか引っ越ししづらくなります。夫婦でもよく話し合って、自分の子供に最適な学校とプログラムを選んであげたいものですね。「あ、しまった!」とならないように、事前に情報を集めておきましょう。ちなみに、プリスクールや日本語学校なども同様に年明けから徐々に登録が始まります。こちらも忘れないようにチェックしておきたいですね!

 

 

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