カナダでの妊娠から出産までの流れ

カナダ妊娠 Nov 01, 2016

カナダで妊娠、まずはおめでとうございます!!今の気持ちは、嬉しさ半分、海外出産への不安半分、といったところでしょうか。基本的にカナダの出産は、州の保険に加入していれば無料です。日本での出産までの道のりと多少違う部分もありますが、そこまで大きくは変わらないので安心してくださいね。ここでは、基本的な流れを説明します。

 

1.  まず妊娠した?!と思ったら、日本同様ドラッグストアで妊娠検査薬を購入します。プラスマイナスの簡単な表示のものから、デジタルで妊娠何週目かを簡単に教えてくれるものまで、値段に応じて色々販売されています。生理数日前からチェック可能ですが、やはり数日遅れてからチェックする方が正確な結果が得られると思います。

 

2.  結果が陽性の場合、まずはファミリードクターへ。ファミリードクターがいない場合は、ウォークインクリニックへ行って、再度検査をしてもらいます。最後の生理が始まった日などの簡単な問診を受け、尿検査または血液検査で再度妊娠が確定すれば、産婦人科専門医を紹介してもらうか、もしくは自分で探す事になります。医者探しに有力なのは、やっぱりインターネット!クリニックによっては、ファミリードクターにはなってもらえず、出産するまでの期限付きになるケースもあります。まずはリサーチと口コミです。色々調べて電話してみましょう。中には妊娠中期までは、専門医ではなくファミリードクターが見てくれるケースもあるようです。

 

3.  妊娠がわかって、すぐお医者さんと面談!と思っても、実は待つ事数週間。一般的に最初のUltrasound(超音波検査)の検査や先生との面談は、妊娠してから10週間目前後が目処(病院から指示あり)となります。それまでは胎児の大きさが小さすぎて、検査しても見えなかったり、流産の危険性も高い事が理由に挙げられます。

なお超音波検査ですが、一般のクリニックには機械がない為、クリニックから超音波やレントゲン専門のクリニックへ予約を入れてもらい、その病院へ行って超音波検査を受ける事になります。血液検査も同じです。

最初の超音波検査では、子宮外妊娠でないか、また胎児の心拍数、サイズを測り、出産予定日に大きな差が生じないかを確認する事となります。血液検査では、HIVや梅毒感染も含め、まずは母体の状況確認の検査が行われます。その他、家族が自分の病歴や性病、これまでの妊娠等の質問もあります。難しい単語も多い為、事前に調べておきましょうね。

 

4.  15~20週の間に、SIPという検査を受けます。以前はTriple Marker Screeningと呼ばれるものでした。出産が35歳までの方で、1回目を10~13週と6日目の間に、2回目を15週と2日~20週までにする血液検査が主流です。出産時に36歳以上になっている方は、NTウルトラサウンドと血液検査が11週から14週の間にあります。上記の血液検査よりもより正確な結果が出てきます。これらがMSPを持っていれば、保険でカバーされます。また年齢が上記の範囲でなくても、家族に先天性異常の方がいらっしゃれば、どんな年齢でもMSPでカバーされます。また上記の週数よりも早めに検査したければ、有料で検査が可能です。

 

5.  16週目頃に、再度クリニックへ。体重、血圧、尿検査と合わせて、胎児の心音も確認します。30週目までは、この定期検査は、4~6週間に1度。その後2~3週間に一度になり、最後の1ヶ月は1~2週間に一度の頻度となります。もちろん途中の検査で何か問題があった場合は、定期健診以外にも診察が行われるので安心してくださいね。

 

6.  18~20週の間に、再度超音波検査。胎児の成長状況と位置を確認し、出産予定日の再チェックも行われます。この時には性別もわかるので、知りたい方は聞いてみてくださいね!もちろん、日本同様、必ずわかるとは限りませんが。

 

7.  24~28 週の間に、Glucose screening と呼ばれる妊婦糖尿検査を受けます。ファンタオレンジをさらに甘くしたようなドリンクを飲み、その後に血糖値を調べます。これはホルモン の影響で、妊娠中だけ糖尿病になる人がいる為です。食事療法のほか、ひどい場合はインシュリン注射を受ける場合もあります。また、この時期に再度血液検査が 行われ、Rh-negativeの妊婦に対し、抗体注射が行われます。

 

8.  35~37週目に、B群溶連菌(group B streptococcus)という細菌保持者かどうかの検査が行われます。GBSとは、膣の中の常在菌の一種で、性行為感染症ではありません。20%前後の妊婦 が保菌者だそうです。膣の中、膣の入り口(尿道口のそば)や肛門の付近や直腸内にも多数生息しているそうですが、特に何の症状もないのが特徴だそう。出産時に膣などを通して 新生児に感染すると、深刻な症状を引き起こす事がある為、この検査で陽性になると、保菌者には分娩時にペニシリン系の抗生剤を数時間毎に投与する方 法が一般的です。これにより、新生児が重い症状の感染にかかる確率が低くなるそうです。

 

9.  いよいよ出産。担当医とも話し合い、無痛分 娩なのか、また帝王切開希望なのか、その当たりも事前に決めておくといいでしょう。当日、立ち会う医師が事前に相談していた医師でない場合もあるので(また長時 間になると、担当医師が代わります)、無痛分娩や帝王切開への要望、立会い予定者などを事前に英語のリスト(バースプラン:Birth Plan)にして出産時に持参するといいですね。通常の出産であれば、1日で退院。帝王切開の場合でも3日ほどで帰宅となる点は、日本と大きく違います。

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